カリキュラム
Kobe Bilingual School
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カリキュラム
スコットランドのカリキュラムシステム(CfE) は、8部分に分かれており、KOBILSのカリキュラムは下記のとおりです:
言語A: 英語
英語は、世界中の様々の教科書を利用して学習します。第二言語としての英語(ESL)は、カリキュラムに組み込まれています。子どもたちはレベル別の少人数グループや全体で楽しんで学習します。「writer’s workshop」をはじめ、スペル及び文法では、子どもたちは、自分や読み手の関心事を考え、楽しみながら書くことを学びます。また、スピードをはやく上手く書く方法、情報を見つける読み方、学習方法を学んでいきます。
KOBILSの子どもたちは読書が大好きです。KOBILSでは、図書館にOxford Reading Treeやその他のリーディング教材が多数ありますので、子どもたちには、読書をする促します。また、子供たちは、一度に4冊まで本を借りることが出来ます。また、オンライン教材であるRaz-kids.comやIXL Mathなどの教材を使用することもできます。先生は、自身で書いたライティングを共有し、子どもたちのライティングにつき自然に反応を示し、読み聞かせを行うことで、全学年の子どもたちにリーディング、ライティングの楽しさを伝えます。年に一度開催するリーディングマラソンでは、子どもたちに、出来る限り多く本を読むように促し、その冊数に応じた寄付を行います。KOBILS、CfEの目的は、子どもたちが一生涯にわたり読書を楽しみ、学び、本が好きになることです。
読み書きは、教科を横断して学習します。例えば、英語は、ソーシャルスタディ(社会)とアートと続けて時間割が組まれ、子どもたちは、リサーチ、デッサン、ペインティング、クラフトなどを実際に行いながら、英語の読み書きをプロジェクトを通して学習します。
リスニングやスピーキングもまた教科を横断して学習します。特に他の子どもたちと共有することを心がけ、Show and tellやAbout my lifeなどの発表、また演劇、議論や討論などの機会が与えられます。
子どもたちは、各々のペースで学習し、学年別目標の達成よりもそれぞれが向上していくことを重視しますが、6年間の学習を終了すれば、インターナショナルスクールのグレード7/year 8/S2に入学できる程度の学力がつきます。
言語B:日本語
KOBILSでは、CfE を通して日本の学習指導要領と比較し学習を組み立てています。国語の教科書は、日本の小学校で使用されているテキストを使用します。進度につきましては、学年にとらわれず学習していくため、日本の小学校と比べ前後することがあります。一人一人のペースに応じて学習を進めていきますが、6年生までに日本の中学校に入学できる程度の能力をつけることができます。第二言語としての日本語(JSL)を学ぶ子どもたちについても、低学年で入学した方については、日本の中学へ進学することが出来る程度の能力がつきます。
第二言語としての日本語(JSL)は、「国語」(母国語として日本語)として学習できるように導くため、実践的な方法を使用し、イマージョンを基本としたカリキュラムで学んでいきます。遠足で自然に日本語を使う機会を設けるなど実践的な体験を行います。ひらがなは早い時期に学習するため、読み書きがすばやくできるようになります。ひらがなを初期に勉強することは、発音にもよい影響を与え、日本語の音の理解を助けます。漢字についてもひらがなを習得後に学習するようカリキュラムに組み込まれています。インプット学習に加え、実践的な経験を持つことで、第二言語としての日本語(JSL)の成功へと導きます。
読み書きは、母国語レベルのクラス、JSLクラスの両方で学習します。 子どもたちは、娯楽としてまた学習のため、日本語の本を借りることができます。
算数
日本において、算数は早い時期に充実した学習を行っているため、KOBILSでは、CfEの他に日本の学習指導要領を取り入れています。計算能力は、CfEカリキュラムを基に学習します。算数では、計算能力に加え、算数の基礎を学ぶにあたり、基礎計算能力を重視し、これが暗算の能力の成長につながると考えます。この考えを基礎に楽しく達成可能なカリキュラムを作成しました。KOBILSでは、進度に上限を設けず、子どもたちにふさわしいペースで学習することができます。子どもたちは、自分のペースで算数を追求していきます。そして、完璧に理解した上で次の内容に進むよう、先生は、学習、プロジェクトを与え、思考説明を重視し、アプリケーションやオンライン教材を使用するよう促します。また子どもたちは、将来にわたり、英語と日本語の両方を使って、問題を自ら解決できるよう学習します。
インターナショナルスクールとして、日本及び世界を意識し、まず主にメートル法を学習し、英国の単位であるインペリアル法についても少し学習します。通貨については、日本通貨を第一に学習し、またその他子どもたちの関心や休暇で訪れた国や出身国の通貨についても学びます。
ライフスキルクラスでは、実践的な算数を勉強します。実践的な算数とは、ファイナンスや、貯金管理、お金の使用、子どもたちによるスモールビジネスの運営などがあげられます。
健康・ウェルビーイング(心身の健康)
当校は小規模なスクールであり、運動するスペースが限られているため、体操は、外部の教室で週に1度、1時間のクラスを行っています。この体操教室は、キンダーガーテンの年少からスタートします。また、校外での体育も行い、スイミング、テニス、フットサルに取り組みます。その他スクールでは、ドッジボール、サッカー、おにごっこ、ランニングなどを行います。また、定期的にハイキングをし、子どもたちは、長い距離を楽しく歩き逞しく成長するよう促します。校舎前のプレイグラウンドで遊びをし、外での時間を大切にします。子どもたちは、休み時間に縄跳び、竹馬も利用することができます。
心の健康に関して、子どもたちは、担任と信頼関係を築き、毎週行われるレビューの時間に母国語で話す機会が与えられます。カリキュラムレビューでは、子どもたちは、母国語で自由に表現することができ、自身の長所や短所を評価することができます。また、匿名で投稿できる意見箱もありますので、心配事であったり、共有したい実現した事柄など何でも投稿できます。
新1年生入学時には、ペアを組む年上の子どもがつきます。キンダーガーデンでは縦割り保育の中で、年上の子どもたちが年下の子どもたちを手伝うよう促します。途中入学をする子どもたちにもペアが割り当てられ、新しいシステムに慣れるよう導きます。
道徳のクラスでは、ウェルビーイング(心身の健康)についても学び、緊急時の対処方法や困った時に一人で抱え込まず誰かに助けを求めることを学びます。
表現芸術
KOBILSでは、1,2年生で楽譜がよめるよう学習します。ピアニカは、キンダーガーテンで始めます。またその他の楽器に触れる機会も与えられ、年度末には、ページェント(劇)を催します。アートは、独立した教科として、また他の教科の学習に組み込み学習していきます。演劇は、読み書きの授業で学習し、4年間、カリキュラムに統合して学びます。KOBILSでは、最初は苦手に感じるお子様を含み全ての子どもたちが、様々なプロジェクトを通して表現芸術を楽しむよう促します。好奇心を持ち楽しむことがアートカリキュラムの主要部分を形成すると考え、この美学の考え方は、作品や学校周辺の掲示物に反映しています。研究によると、アートに取り組むことは、脳によい影響を与え、様々な教科のアカデミックスキルの助けになるとされています。これに関し、CfEまたKOBILSにおいても同じ見解を持っています。
サイエンス
サイエンスは、キンダーガーテンにはじまりエレメンタリー6年間を通して学びます。キンダーガーテンやアフタースクールクラスでは、プロジェクトやテーマ学習の一部として学習していますが、1年生からは、個別の科目としてまた全体のカリキュラムの中に統合して学習します。CfEやKOBILSでは、サイエンスは、子どもたちの好奇心を促し、実験、観察、研究を通して仕組みを学び、サイエンスのコンセプトの理解を確実なものとする一般的な常識を学ぶことを目標としています。例えば惑星、力、電気、人間の体、遺伝、遺伝学、化学変化、ソーラーシステムなどを探究していきます。毎日の生活において、どのようにサイエンスが関係しているのかを意識することを特に重視して学習していきます。
自分の考えを説明し、予測し、考えを洗練させていくことを学ぶことで、クリティカルシンキング(批判的思考)の発達につながると考えています。また、サイエンスは、アート、クラフト、プロジェクトなどを通して学習します。KOBILSのサタデースクールでは、楽しみながらクリティカルシンキング(批判的思考)を鍛えるクラスを長い間にわたって行っています。
ソーシャールスタディ(社会)
KOBILSのソーシャルスタディ(社会)カリキュラムでは、日本の歴史や文化について学び日本における私たちスクールの位置や世界における位置を認識します。日本の教科書やその翻訳、またその他世界中の国々の教科書の内容を抜き出し構成しています。カリキュラムの基となったスコットランドについても、世界史における小さな国の例として伝統、習慣、歴史について学習します。
決まったカリキュラムはありますが、ミックスの方や他国籍の方の視点から捉えることができるように柔軟な構成となってます。カリキュラムに含まれない民族や経歴を持つお子様が入学された場合は、そのお子様の出身国やその背景についてもカリキュラムに含めて学習していきます。
子どもたちは過去を理解するために人工産物や証拠を利用して学習します。子どもたちは、学年が進めば、異なった政治システムについても学習、体験します。
ソーシャルスタディ(社会)の学習の多くは、プロジェクトを基礎としており、KOBILSで長く使用されている学習を形にした作品(lap book)を作成します。
IT
テクノロジーは、コンピューターを使った英語の読み書き、ライティング、ソーシャルスタディ(社会)の研究や解説、オンラインで学習する算数など教科を横断して学習します。ソーシャルスタディ(社会)や教科横断カリキュラムにおいてリサーチをするよう促し、子どもたちは、教科横断カリキュラムに取り組むため、各自iPadを使用します。
ITクラスでは、家庭、仕事、広い地域で、現在や未来のテクノロジーを使用していき、スキルや自信を伸ばします。このように子どもたちが、生涯学習していき、ITが好きになるよう導きます。好奇心を育て、問題解決能力、プレゼンテーションスキルもIT学習の中で伸ばしていきます。
子どもたちは、ワープロソフト、基本的なWebsiteの構築、基本的なコーディング、ビジネスで使う基本的なソフトウェア(ライフスキルクラスと関連)、オンラインプレゼンテーションの作成、オフラインアプリケーションに関するテクノロジーが使えるようになるように学びます。6年生までにシンプルなアプリケーションを構築できるようになり、様々なソフトウェア、アプリケーションを使用することができるようになります。また新しいアプリケーション、ソフトウェア、オンラインリソースの使用方法を自ら見つけ出す問題解決能力をもつようになります。
宗教と道徳
KOBILSは、多文化スクールですので、道徳は、無宗派、非宗教的な視点をもって学習し、世界の主要な宗教は、休日や伝統をとおして祝います。
CfEは、民族や宗教カリキュラムの中でキリスト教を重視していますが、KOBILSでは、キリスト教を重視することなく世界における1つの宗教として学習し、社会において有益なメンバーになる方法を学びます。KOBILSにおいては、非宗教的な方法でクリスマスやイースター/スプリングを祝います。
道徳では、公平、不公平の理解、他人と協力すること、良い友人、良い家族、地域、日本や更に広い世界の良き一員なることを学習します。
KOBILS ウイークリースケジュール: グレード1(例)
*CR = カリキュラムレビュー
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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8:30-9:00 | 登校/休憩/朝会 | 登校/休憩/ホームルーム | 登校/休憩/ホームルーム | 登校/休憩/ホームルーム | 登校/休憩/ホームルーム |
1) 9:00-9:45 | 道徳 | 言語B:日本語 | 言語B:日本語 | 算数 | 言語A:英語 |
2) 9:50-10:35 | 表現芸術:アート | 言語A:英語 | 社会 | 社会:日本語) | 言語B:日本語 |
10:35-10:55 | 休憩 | 休憩 | 休憩 | 休憩 | 休憩 |
3) 10:55-11:40 | 言語A | 健康/体育 | カリキュラムレビュー | 表現芸術:アート | 健康/体育 |
11:45-12:40 | ランチ | ランチ | ガンバ体操クラブ | ランチ | ランチ |
4) 12:50-13:30 | ライフスキルA | 理科 | ランチ | 言語A:英語 | 算数 |
5) 13:35-14:20 | 算数 | サイエンス | 言語A:英語 | 言語B:日本語 | ライフスキルB |
14:20-14:35 | 休憩 | 休憩 | 言語A:英語 | 休憩 | 休憩 |
6) 14:35-15:20 | 言語B:日本語 | 算数 | 算数 | テクノロジー | 図画工作 |
15:20-15:30 | ホームルーム | ホームルーム | ホームルーム | ホームルーム | ホームルーム |
15:35-16:25 | ドラマ | 日本語 | 写真部 | 卓球、ボードゲーム |